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令和5年度 支援者対象基礎理解セミナー 2023.9.8

     令和5年9月8日(金)に大阪市立住まい情報センターにて、支援者対象基礎理解セミナーを開催しました。講師には武庫川女子大学心理・社会福祉学部心理学科 教授である新澤伸子先生をお招きし、「知ることから始めよう みんなでつながるために~自閉スペクトラム症の理解~」というテーマでご講演いただきました。当日は、教育機関・相談機関・就労支援機関など、幼児期から成人期までの幅広い支援者の皆様148名にご参加いただきました。ご講演では、ASDの脳の情報処理の仕方(学習スタイル)と、それらの強みを活かした支援の視点や環境調整の重要性についてご説明いただきました。また、各ライフステージの支援における大切なポイントにも触れていただきながら、切れ目のない支援のためには機関間の共通言語として特性の理解が必要不可欠であるというお話をしていただきました。

     セミナー終了後のアンケートでは、「大変参考になった」「参考になった」という感想が10割を占め、言葉ではASDのことは知っていたが特性の部分について具体的に知れた、個別性のアセスメントを行うためには特性理解が大切ということに気づけた、といった声が数多く聞かれました。また、各ライフステージの支援における大切なポイントについて知ることで先を見通した支援ができそうだという声や、点から線、線から面の支援への広がりを持っていくことが必要だと思ったという感想も見られました。本セミナーで得られた学びや幅広い視点を、参加された支援者の方々の今後の支援に活かしていただけることをアクトおおさかとしても期待しております。ご講演いただいた新澤先生、当日ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。