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令和6年11月21日(木)にZoomウェビナーにて府民対象公開講座を開催しました。講師にはiPEC(子どもとおとなの心理学的医学教育研究所)所長の𠮷田友子先生をお招きし、「自分らしく生きるために~発達障がいのある人の自己理解とは~」というテーマでご講演いただきました。事前申込では450名という大変多くのお申込みがあり、当日は当事者の方やご家族の方、支援者の方など260名以上の皆様にご参加いただきました。
ご講演では、ご本人がご自身の特性を知ることの目的と効果、周囲がご本人に特性を説明する際の具体的な方法や考慮した方がよいポイントについて、丁寧にお話いただきました。また、ご本人が診断に対してネガティブなイメージを抱いてしまわないように、という視点や、ご本人と特性の理解を進めていくうえで注意しておきたい点についてもお話いただき、参加者の方は実際の状況をイメージしながら理解を深めることができているようでした。
講座終了後のアンケートでは、「大変参考になった」「参考になった」という感想が9割以上を占めました。当事者の方からは自己理解の重要性に気づいたという声が聞かれ、ご家族の方からはご本人が辛い思いをしない特性の伝え方を知ることができて良かったという声や、周囲がご本人を理解することの重要性を改めて実感したという意見が聞かれました。また、支援者の方からは、診断名や周囲の支援者の考えが一人歩きしがちな現状がある中でご本人の思いを中心に支援することの重要性を再認識できたという意見が多く見られました。
今回の講座で得られた学びや幅広い視点を、参加された皆様の今後の生活や支援に活かしていただけることをアクトおおさかとしても期待しております。ご講演いただいた𠮷田先生、ありがとうございました。